お約束―卒業論文指導―
卒業論文指導は10月に控えているものの
指導教授に、
8月末には、下書きを3分の1仕上げて提出します!
と断言していた。
なんといっても4万字。
たくさん著書は読んでいるものの、なかなか
纏める時間をうまく取れていないのが実情。。。
来週の土日、ここでまとめないと、ヤバイ(^^ゞ
なぜ、こんなに文字数が多いかというと
渋沢栄一、P.F.ドラッカー、そして、本論である
コーポレート・ガバナンスとリーダーシップ
これだけのテーマを含んでいるからである。
ビジネス倫理で論文を仕上げようと思っているものの
なかなか、壮大なテーマ(^^ゝ
テーマを考えるときには、企業不祥事が相次ぐ中、
いつまでたってもなくならないのはなぜ?と
考えたから、というのがきっかけだった。
そこから派生して、どうすればいいんだろう??と
考えているうちに、
コーポレート・ガバナンスという仕組み
そして
経営者というリーダーのリーダーシップ
つまり、人の力が答えじゃないかという風に考えた
までは普通だった。
初回の、卒業論文指導のとき、教授から、いろいろ
質問をされた結果、
近代資本主義の父と呼ばれる 渋沢栄一
と
現代資本主義の父であろう P.F.ドラッカー
比較してみたら、こたえがでるのでは?といわれ、
渋沢栄一を調べる旅がはじまった(笑)
いずれにしても、頑張って書かないといけない!!
渋沢の言動をどうとらえるか
この著書の中で
- 作者: 坂本慎一
- 出版社/メーカー: 日本経済評論社
- 発売日: 2002/09/01
- メディア: 単行本
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「ここで重要なことは渋沢が何を行ない何を
言ったかではなく、
渋沢の言動はどのようにとらえるべきかと
いったことである。」(p.3)
私自身が論文を書くときにも、心掛けたい
スタンス☆
どのようにとらえるべきか、ということで、
他の文献でも、様々な捉え方があるし、
歴史の中でどのような意義があったのか
という見方も、人によって違うと思う。
同著で、P.F.ドラッカーが引用されており
「率直にいって私は、経営の「社会的責任」
について歴史的人物の中で、かの偉大な明治を
築いた偉大な人物の一人である渋沢栄一の
右にでるものを知らない。
彼は世界のだれよりも早く、経営の本質は
「責任」にほかならないということを
見抜いていたのである」(p.2)
まさに、P.F.ドラッカーからも高い評価を得た
歴史上の人物だったのだということが分かる。
私が、渋沢栄一を読み始めた頃
数多くの企業を立ち上げ、社会貢献事業に
かかわり、その点はすごいと思ったものの、
少し、縁遠い感じがした。
しかし、先に紹介をした著書
- 作者: 城山三郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1976/05/30
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- 作者: 城山三郎
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を読んでいると、あるいは、他の著書でもそうだが
総じて、波乱万丈な人生を生きていることが分かり
親近感が湧いた。
もちろん、偉大な人物であるので、私のような凡人
からすれば、素晴らしい人物、雲の上の人、と
いったところである。
しかしながら、その志、学んでみようという意気込み
が湧いたのは、親近感をもってからであった。
振り返り(1)
今日は、少し、大学に入学した頃のことを
振り返ってみようと思う。
もしも、たまたま、同じような境遇で
同じような躓きにあう人がいたら・・・
お役に立てるといいなということで。
はじめは、テキストがたくさん届く。
あれもこれも、やらなきゃ!と意気込んでいたり
するのだけれど
・もっとレポートのレベルをアップするには
どうすればいいだろう?
・もっと試験でよい点を(評価を)とるには
どうすればいいだろう?
とあれこれ考え始める。
はじめかから完璧を求めると、挫折すると思うので
私はどちらかというと、やってみて、考えるように
最近ではしている。
読みやすくて、オススメな一冊
もちろん、他にもあるには、あるけれど、
一冊!といわれたら、これを薦めたい。
ロジカル・ライティング (BEST SOLUTION―LOGICAL COMMUNICATION SKILL TRAINING)
- 作者: 照屋華子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/03/24
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通常、レポートを書くに当たって、私の所属する
大学では、次の著書を薦めているので、この2冊で
意外と役に立つような気がする。
- 作者: 河野哲也
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2002/12/13
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ちなみに、論文を書くときには、こちらもチェック!
している
- 作者: 桜井雅夫
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2003/10/09
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何でも我流という道もあるけれど、
先人、先輩に学ぶことで、随分とすっきりすることも
多々ある。
老練 & 志だけでなく実を伴わせる!
またまた、渋沢栄一の本を読んでいます。
- 作者: 城山三郎
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この上巻で、タイトルに書いた "老練" という言葉が
でてきます。
意味は、
効果の吟味を忘れぬ態度(上、p.234)
とのことです。
次の文章を読んだとき、自分の肝に銘じておこうと
思いました☆
志だけでなく、実を!
以下引用(上、p.234)
(志士は、志さえ立てればよい)というものではない。
志を立てれば気がすむというのでは、
簡単であるばかりか、無責任である。
果して「志が立つかどうか」が問題であった。
「どうしたら志を遂げられるか」を考えるべきである。
精神だけではだめ、実が伴わねばうそだと、
栄一は考える。
「老練」とは、効果の吟味を忘れぬ態度である。
横浜打ちの実行については「老練」であった栄一も、
目標そのものの選定については「老練」ではなかった。
が、いまは目標設定をふくめて「老練」になった
つもりであった。
それが、
「大いに老練用ゆるところある人物」になったという
ことなのだろう。
余談だが、(精神だけではあきたりぬ。実が伴わねば
うそだ)というのが、その後、栄一の人生を貫く態度
となった。
栄一は、いつも、方法を、効果を、問題にした。
たとえば晩年の栄一は、社会公共事業に尽力した。
財界人の慈善行為は珍しくはないが、栄一の場合、
ただ大金を出すということではなかった。
慈善においてさえ、いかに効果が上がるかを考えた。
世間体のための寄付や、自己満足のための慈善には、
目をそむけた。
引用以上
自分自身も、どこか、気持ちばかりが走り、
実をきっちり伴っていないときもあると
反省しました。
重い言葉です。
渋沢栄一 訓言集
私が、論文の研究テーマに掲げている人物の一人
渋沢栄一の著書
- 作者: 澁沢栄一,渋沢青淵記念財団竜門社
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1986/06
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
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を読みました。
渋沢栄一が残したことばを纏めたものです。
渋沢栄一に関して調べるうちに、明治維新の時代、
そして、同時代のフランスのことなどを
調べるようになりました。
渋沢栄一は、パリ博覧会へ行ったときに
外国でみたもの、きいたいもの、ふれたもの、
その多くを吸収し
激動の時代に、近代日本の資本主義をつくりあげる
多くの偉業を成し遂げた、志士の一人です。
調べていて興味深かったことは
フランスではナポレオン3世の治世に開催された
パリ博覧会へ赴いたこと。
ちょうど、フランスは第二帝政の頃。
そうこうするうちに、普仏戦争で敗北し、第三共和政に
なるという時代の頃。
日記などの書物からしかうかがい知れないことですが
どこへ行っても、激動の時代だったんだなと
慮るばかりです♪