渋沢の言動をどうとらえるか
この著書の中で
- 作者: 坂本慎一
- 出版社/メーカー: 日本経済評論社
- 発売日: 2002/09/01
- メディア: 単行本
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「ここで重要なことは渋沢が何を行ない何を
言ったかではなく、
渋沢の言動はどのようにとらえるべきかと
いったことである。」(p.3)
私自身が論文を書くときにも、心掛けたい
スタンス☆
どのようにとらえるべきか、ということで、
他の文献でも、様々な捉え方があるし、
歴史の中でどのような意義があったのか
という見方も、人によって違うと思う。
同著で、P.F.ドラッカーが引用されており
「率直にいって私は、経営の「社会的責任」
について歴史的人物の中で、かの偉大な明治を
築いた偉大な人物の一人である渋沢栄一の
右にでるものを知らない。
彼は世界のだれよりも早く、経営の本質は
「責任」にほかならないということを
見抜いていたのである」(p.2)
まさに、P.F.ドラッカーからも高い評価を得た
歴史上の人物だったのだということが分かる。
私が、渋沢栄一を読み始めた頃
数多くの企業を立ち上げ、社会貢献事業に
かかわり、その点はすごいと思ったものの、
少し、縁遠い感じがした。
しかし、先に紹介をした著書
- 作者: 城山三郎
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を読んでいると、あるいは、他の著書でもそうだが
総じて、波乱万丈な人生を生きていることが分かり
親近感が湧いた。
もちろん、偉大な人物であるので、私のような凡人
からすれば、素晴らしい人物、雲の上の人、と
いったところである。
しかしながら、その志、学んでみようという意気込み
が湧いたのは、親近感をもってからであった。